2010年12月31日金曜日

カンペ目線

トーク番組や音楽番組を見ていて気になるのが、司会者の「カンペ目線」だ。それが曲紹介や番組のタイトルまでカメラから目線を少々ずらしていかにも「読んでいる」風なので、視聴者は興ざめする。「このくらいのこと、きちんと頭に入っていないのだな」と思うのだ。

そうすると普段の心がけが透けて見えてしまう。きちんと準備しないのではないか、適当に番組のことを考えているのではないか。いくら思いやった発言をしたところで態度に出てしまうという意味で、怖いことである。

関連して、「この曲は当時そんなにヒットしなかったよな」という記憶が鮮明な場合の曲紹介で「当時大ヒットした・・・」と語りだすのも、その場しのぎのやっつけ仕事だと思う。自分に振り返り、そういう印象を人に与えることはないかはっとするのだが、人のなすことはよく目に付いてしまう。